2009年04月11日
Fizz3スタート練習メモ
いや~今週はめちゃめちゃ忙しいんです
昨日も研修ではるばる3時間の運転→研修→渋滞に巻き込まれ5時間の運転
朝5時半に家を出て、帰宅したのが21時過ぎ(^_^;)
おまけが付いて、今日もなんか忙しい(^_^;)客商売はほんと先が読めませんw
さてUSSではFIZZ CUPを控えヨットレースは一段と活気が出てきました。
WYCでも初心者の方がまた増え始め、参加も結構されていますw
わたくしまくろも頑張って参加してますが、そんな中でも一番難しいのがスタートですかね~
とりあえず安定しない(^_^;)まだまだ修行が足りませんw
初参加の人だと、レースのスタートってなんて難しい!なんて思いますよね~
ちょっとWYCのスタートラインで見てみましょう。
まずは毎週火曜の22時から使われるコースですね~短い方を見てみましょうかねw
さて先日このラインも広くなって、出易くなりましたが
まずは、ラインをズームしてよく有るパターンをA、B、Cと3艇に分けました。
そのラインがこれです。
これを見ると、大体はA艇の位置からが多いと思いますw
このスタートの場所取りからレースは始っていますので、少しメリット、デメリットについて
まくろなりに試して考えてみましたw
へ?画像が下手ってかぁ?仕事の合間に3日掛けてこのブログ用に作ったので
それぐらいは我慢してくださいww
さて、一番陸地側のC艇を基軸に考えて下を見てみると
カウントダウンが始ってライン付近ではこんな感じなると思います
C艇の位置からスタートするとメリットは
最初に角度がついているので、速度を載せるが一番速いです。
風上なので一番安定した風を受けてスタートする事が出来ます。
スタートラインの一番風上側のブイ目掛けて出る事が出来るので目標が有って角度調整し易いです
ただ、デメリットもあります。
まず、スタート体制に入ってからセイル角度と船の角度調整を一番沢山しなくてはならない為
慣れないと上手く速度が乗せられないって所です。
もう一つ大きな問題点があります、
それはヨットレースのルールに置いて、同方向から風を受けている場合、風下艇が優先されます。
わたくしまくろもよく失敗しますが(^_^;)そこを踏まえて・・・・
もし、A艇、B艇よりもスタート発進が出遅れて、A艇がB艇に押され早く角度調整に入った場合
そのまま直進して行くと、ライン手前では下の図の様になります。
風下艇が優先なのでこのまま進んで行くとブイに衝突するか、A艇と衝突するか・・
ブイに衝突するのは自由ですがwA艇に迷惑を掛ける事は避けねばなりません。
従って、最良の方法としては一旦スタートを諦めてブイ手前で一回転して
スタートラインを踏むしか無いわけです
これがC艇にとっての最大のリスクと考えて良いでしょうw
これは後で説明するA艇も同じでB艇が図のラインよりもっとブイ側で入って来た場合は
スタートを諦めるしかありません
C艇が居てどけられないって事もありますが、早目に判断して知らせましょうw
A艇はC艇より風下側なので、優先権がありますw
さて、A艇の位置からスタートですが、
上で話が出てきた通りデメリットの一つは下艇優先でリスタートしなければならないリスクがついて来ます
もう一つデメリットがありまして・・・
それは同時にラインへ到達すると、C艇のWind Shadow(ウインドシャドー)を受け続けます
Wind Shadow(ウインドシャドー)とは風上のヨットが風下のヨットの風を奪ってしまう現象です
風が来ない下艇つまりA艇は、当然速度も落ちるし風の受ける角度も変わるのでかなり不安定になります。
今回のFizz3からかなり顕著に現れるようになりまして、ここがみんな苦労してる所でもあります(^_^;)
今回のWYCの風の設定でこのラインだと、図で薄黒い部分がシャドー部分になります
距離にして約25mぐらいだそうですが、隣接付近だとかなり覿面に効きますw
A艇にとってC艇よりも前を行かないと船の安定性を確保するのに大変な苦労を負う事になります。
しかし、A艇の位置を上手く利用するとかなりのメリットが生まれてきます
下の図を見て頂きますと
B艇よりも角度が付いているので上手く出れば先行が可能です
そうする事によって、B艇に対してシャドーで風を遮る事が出来ます
先にも書きましたが、これでB艇は安定を失う可能性が高く、前を行けます。
更にC艇に対しては
ブイのギリギリラインへ早目に進路を取れば
下艇優先でC艇をブイの外へ追い出す事が可能です
そうすれば誰にも邪魔されずベストラインの上り限界角度で進めますw
ブイを目安に出来るので進入もし易いですよね~
では一番下のB艇はいっちゃん不利じゃんって思うかもですが・・・
そんな事は無いですね~
仮に上手く出られたとして、1度セイルと船の角度を合わせてしまえば後は微調整だけで進めます
安定したスタートが可能です(但し先行出来たとしての話)
さらに、
上の図の様にブイギリギリのラインで出る事が出来れば、
下艇優先で自分より上艇をみんな追い出す事が可能になりますね~こりゃ面白いwww
ルールを有効に使う!これがヨットレースの戦略と言うものでも有りますね。
どのラインから出るにしても、とりあえず練習してカウント0でスタートラインが踏める様にする事が
大前提での話ですw
その為にもまずは自分の出たい位置で止まっておく練習も必要だと思います
スタート前はコンパスを見てヨットを風上に向けて止めて置く
流される感覚も掴んでおく
そして自分が一番出易い場所をいち早く取る!
上艇、下艇の数や位置を出来るだけ多く把握する余裕を持たなければ良いスタートは切れませんね~
こればかりは、レースに参加してその辺を慣れていくしかないのでしょうw
最後に、B艇の直進ラインについてブイをギリギリで通過出来なかった場合について少々書きます。
以前Fizz2の時に覚書で書いた所を見て頂くと距離について少し触れています。
これを思い出して頂くか見て頂くと、わかり易いかと思いますが
通常ブイを起点にギリギリライン(赤ライン)で出られると上り限界角度で距離を出来るだけ少なく走れます
が、出る位置を間違えてもっと下から出てしまうと・・・・(紺色ライン)
数字2のタックポイントが足らなくなるので
こんなに距離を損する事になっちゃうんですね~(^_^;)
ですからB艇のラインで練習するなら、まずはブイのギリギリを限界角度で出れる位置を
何度も練習して探し当てるしかないですねw
以上、長くなりましたが、参考までにメモって見ましたw
最後に言っておきますが・・・・・
あくまで、わたくしまくろが個人的に考えたメモ書ですのでこれを見てる人で
「そんなんちゃうわい!」みたいに思う人も居ると思います。
まだまだ、まくろも研究段階なので、
今からFizzのレースに出たいって人の参考ぐらいにしかならないと思いますw
なにかご意見があればコメなんぞで教えて下さいね~(^^ゞ
昼から仕事の合間に書き始めて アップしたのが5時かよ!!
なんで今日はこんな忙しいの?(^_^;)
でわまたーーーー!!
昨日も研修ではるばる3時間の運転→研修→渋滞に巻き込まれ5時間の運転
朝5時半に家を出て、帰宅したのが21時過ぎ(^_^;)
おまけが付いて、今日もなんか忙しい(^_^;)客商売はほんと先が読めませんw
さてUSSではFIZZ CUPを控えヨットレースは一段と活気が出てきました。
WYCでも初心者の方がまた増え始め、参加も結構されていますw
わたくしまくろも頑張って参加してますが、そんな中でも一番難しいのがスタートですかね~
とりあえず安定しない(^_^;)まだまだ修行が足りませんw
初参加の人だと、レースのスタートってなんて難しい!なんて思いますよね~
ちょっとWYCのスタートラインで見てみましょう。
まずは毎週火曜の22時から使われるコースですね~短い方を見てみましょうかねw
さて先日このラインも広くなって、出易くなりましたが
まずは、ラインをズームしてよく有るパターンをA、B、Cと3艇に分けました。
そのラインがこれです。
これを見ると、大体はA艇の位置からが多いと思いますw
このスタートの場所取りからレースは始っていますので、少しメリット、デメリットについて
まくろなりに試して考えてみましたw
へ?画像が下手ってかぁ?仕事の合間に3日掛けてこのブログ用に作ったので
それぐらいは我慢してくださいww
さて、一番陸地側のC艇を基軸に考えて下を見てみると
カウントダウンが始ってライン付近ではこんな感じなると思います
C艇の位置からスタートするとメリットは
最初に角度がついているので、速度を載せるが一番速いです。
風上なので一番安定した風を受けてスタートする事が出来ます。
スタートラインの一番風上側のブイ目掛けて出る事が出来るので目標が有って角度調整し易いです
ただ、デメリットもあります。
まず、スタート体制に入ってからセイル角度と船の角度調整を一番沢山しなくてはならない為
慣れないと上手く速度が乗せられないって所です。
もう一つ大きな問題点があります、
それはヨットレースのルールに置いて、同方向から風を受けている場合、風下艇が優先されます。
わたくしまくろもよく失敗しますが(^_^;)そこを踏まえて・・・・
もし、A艇、B艇よりもスタート発進が出遅れて、A艇がB艇に押され早く角度調整に入った場合
そのまま直進して行くと、ライン手前では下の図の様になります。
風下艇が優先なのでこのまま進んで行くとブイに衝突するか、A艇と衝突するか・・
ブイに衝突するのは自由ですがwA艇に迷惑を掛ける事は避けねばなりません。
従って、最良の方法としては一旦スタートを諦めてブイ手前で一回転して
スタートラインを踏むしか無いわけです
これがC艇にとっての最大のリスクと考えて良いでしょうw
これは後で説明するA艇も同じでB艇が図のラインよりもっとブイ側で入って来た場合は
スタートを諦めるしかありません
C艇が居てどけられないって事もありますが、早目に判断して知らせましょうw
A艇はC艇より風下側なので、優先権がありますw
さて、A艇の位置からスタートですが、
上で話が出てきた通りデメリットの一つは下艇優先でリスタートしなければならないリスクがついて来ます
もう一つデメリットがありまして・・・
それは同時にラインへ到達すると、C艇のWind Shadow(ウインドシャドー)を受け続けます
Wind Shadow(ウインドシャドー)とは風上のヨットが風下のヨットの風を奪ってしまう現象です
風が来ない下艇つまりA艇は、当然速度も落ちるし風の受ける角度も変わるのでかなり不安定になります。
今回のFizz3からかなり顕著に現れるようになりまして、ここがみんな苦労してる所でもあります(^_^;)
今回のWYCの風の設定でこのラインだと、図で薄黒い部分がシャドー部分になります
距離にして約25mぐらいだそうですが、隣接付近だとかなり覿面に効きますw
A艇にとってC艇よりも前を行かないと船の安定性を確保するのに大変な苦労を負う事になります。
しかし、A艇の位置を上手く利用するとかなりのメリットが生まれてきます
下の図を見て頂きますと
B艇よりも角度が付いているので上手く出れば先行が可能です
そうする事によって、B艇に対してシャドーで風を遮る事が出来ます
先にも書きましたが、これでB艇は安定を失う可能性が高く、前を行けます。
更にC艇に対しては
ブイのギリギリラインへ早目に進路を取れば
下艇優先でC艇をブイの外へ追い出す事が可能です
そうすれば誰にも邪魔されずベストラインの上り限界角度で進めますw
ブイを目安に出来るので進入もし易いですよね~
では一番下のB艇はいっちゃん不利じゃんって思うかもですが・・・
そんな事は無いですね~
仮に上手く出られたとして、1度セイルと船の角度を合わせてしまえば後は微調整だけで進めます
安定したスタートが可能です(但し先行出来たとしての話)
さらに、
上の図の様にブイギリギリのラインで出る事が出来れば、
下艇優先で自分より上艇をみんな追い出す事が可能になりますね~こりゃ面白いwww
ルールを有効に使う!これがヨットレースの戦略と言うものでも有りますね。
どのラインから出るにしても、とりあえず練習してカウント0でスタートラインが踏める様にする事が
大前提での話ですw
その為にもまずは自分の出たい位置で止まっておく練習も必要だと思います
スタート前はコンパスを見てヨットを風上に向けて止めて置く
流される感覚も掴んでおく
そして自分が一番出易い場所をいち早く取る!
上艇、下艇の数や位置を出来るだけ多く把握する余裕を持たなければ良いスタートは切れませんね~
こればかりは、レースに参加してその辺を慣れていくしかないのでしょうw
最後に、B艇の直進ラインについてブイをギリギリで通過出来なかった場合について少々書きます。
以前Fizz2の時に覚書で書いた所を見て頂くと距離について少し触れています。
これを思い出して頂くか見て頂くと、わかり易いかと思いますが
通常ブイを起点にギリギリライン(赤ライン)で出られると上り限界角度で距離を出来るだけ少なく走れます
が、出る位置を間違えてもっと下から出てしまうと・・・・(紺色ライン)
数字2のタックポイントが足らなくなるので
こんなに距離を損する事になっちゃうんですね~(^_^;)
ですからB艇のラインで練習するなら、まずはブイのギリギリを限界角度で出れる位置を
何度も練習して探し当てるしかないですねw
以上、長くなりましたが、参考までにメモって見ましたw
最後に言っておきますが・・・・・
あくまで、わたくしまくろが個人的に考えたメモ書ですのでこれを見てる人で
「そんなんちゃうわい!」みたいに思う人も居ると思います。
まだまだ、まくろも研究段階なので、
今からFizzのレースに出たいって人の参考ぐらいにしかならないと思いますw
なにかご意見があればコメなんぞで教えて下さいね~(^^ゞ
昼から仕事の合間に書き始めて アップしたのが5時かよ!!
なんで今日はこんな忙しいの?(^_^;)
でわまたーーーー!!
Fizz3カテゴリー設置
初心者ヨットレース覚書(ステップアップ編)
初心者ヨットレース覚書(シフト編)
初心者ヨットレース覚書(Starboard right編)
初心者ヨットレース覚書(その2)
初心者ヨットレース覚書(その1?)
初心者ヨットレース覚書(ステップアップ編)
初心者ヨットレース覚書(シフト編)
初心者ヨットレース覚書(Starboard right編)
初心者ヨットレース覚書(その2)
初心者ヨットレース覚書(その1?)
Posted by まくろ at 17:24│Comments(5)
│Fizz3覚書
この記事へのコメント
と~~っても
解りやすい解説
ありがとうございますm(__)m
こんど、マクロさん相手に
実践してみたいと思います(^^)v
うまく行けばマクロさんに勝てるかな(^^ゞ
解りやすい解説
ありがとうございますm(__)m
こんど、マクロさん相手に
実践してみたいと思います(^^)v
うまく行けばマクロさんに勝てるかな(^^ゞ
Posted by れいあ at 2009年04月11日 18:49
いあいあ~れいあさんの方が速いじゃないですか~ww
僕で試すのは簡便して~w
僕で試すのは簡便して~w
Posted by まくろ at 2009年04月12日 11:35
まくろさん はじめましてマイケルです
うちのブログにコメント、ありがとうございます。
Fizzでのスタート 読ましていただきました
これこれ!!! こうゆう情報を
探してたんです!!!
これからも、読ませていただきます。
よろしく おねがいしまぁ~~~~す。
うちのブログにコメント、ありがとうございます。
Fizzでのスタート 読ましていただきました
これこれ!!! こうゆう情報を
探してたんです!!!
これからも、読ませていただきます。
よろしく おねがいしまぁ~~~~す。
Posted by マイケル at 2009年04月12日 22:44
はじめまして~マイケルさんw
すいませんまともにコメ入れてなくてw
どうもブログの記事の会話に圧倒されまして(^^ゞ
いろいろと自分なりの考えを書いてますので、また遊びに来てやって下さいw
すいませんまともにコメ入れてなくてw
どうもブログの記事の会話に圧倒されまして(^^ゞ
いろいろと自分なりの考えを書いてますので、また遊びに来てやって下さいw
Posted by まくろ at 2009年04月13日 12:54
Fizz3覚え書きありがとうございます。
めちゃくちゃ参考になります。
最後の写真ですけど
風上マークまでの距離だけを考えるとスタートラインのどこから出ても同じなんじゃないかと思います。
(スタートラインは風向きと直角なので)
この写真でわかりやすいように書くと
紺色ラインはスタートの時点で南北にリードしているので
2で損する分はSで得していて、距離としては同じなのではないでしょうか。
めちゃくちゃ参考になります。
最後の写真ですけど
風上マークまでの距離だけを考えるとスタートラインのどこから出ても同じなんじゃないかと思います。
(スタートラインは風向きと直角なので)
この写真でわかりやすいように書くと
紺色ラインはスタートの時点で南北にリードしているので
2で損する分はSで得していて、距離としては同じなのではないでしょうか。
Posted by Maiko Taurog at 2010年06月17日 18:09